インドネシア出身のエティクさん(写真左)とネパール出身のカドカさん(写真右)は、Karakami HOTELS&RESORTS株式会社が運営する和歌山県・白浜町のホテルで働く外国人スタッフ。和歌山県に来てからまだ日が浅いものの、職場ではすでに見事な活躍ぶりを見せているそう。外国人スタッフにとって、日本・和歌山県で働くことにはどんな魅力があるのか?和歌山県での仕事や生活について、お二人にインタビューを行いました。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F0a8d8n0Df9Y%3Fsi%3DcsV_EWZ5lHuSf83u%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E日本語の壁を乗り越えて、お客様アンケートでもよく名前が挙がる存在に──まずはじめに、日本・和歌山県で働こうと思ったきっかけについて教えてください。エティクさん:子どものころから日本のアニメをよく観ていて、日本が大好きだったんです。それで、「日本に行きたい」という思いをずっと持っていて。在学中にインターンシップのプログラムを利用して北海道に来て、その後いったん帰国し、卒業後に改めて来日し、最初は数年間北海道のホテルで働いたあと、和歌山県に来ました。それが2025年の1月ですね。カドカさん:私は、友達がこのホテルの隣にある同じ系列の施設で働いていて、その友達が「一緒に働こう」と誘ってくれたのがきっかけです。私自身「日本は安全で働きやすい国」というイメージを持っていたので、ぜひ働いてみたいと思い2024年に和歌山県に来ました。エティクさん:私が日本の中でも和歌山県を選んだ理由は、実は北海道にいた時、北海道の寒さがインドネシア出身の私にとって厳しくて……(笑)。次は温暖なところで働きたいと思って、和歌山県を選んだんです。カドカさん:確かに和歌山県は暖かくて良いですよね。私の母国のネパールとも天候や環境が似ていて、過ごしやすいです。──それでは、現在はどのようなお仕事をされているんですか?エティクさん:ホテルのフロント業務を担当しています。お客様のチェックイン・チェックアウトの対応や、予約受付、館内や観光案内が中心ですね。カドカさん:私はホテルの売店で仕事をしています。お客様がいらっしゃった時に対応したり、レジ対応や掃除、お菓子の袋詰めなども行います。──仕事が楽しいと感じる時はどんな時ですか?エティクさん:お客様と直接お話する時がとても楽しいですね。お客様と話すことで知らなかった日本のことを知ることができたり、色々な人と出会えたりするのが嬉しいです。カドカさん:私もお客様と話す時が一番楽しいかな。「どこから来たの?」と聞かれたり、日本語が上手だねと言われたりすると嬉しくなります。──逆に、仕事で大変だな、と思うことはありますか?エティクさん:やっぱり日本語対応の部分ですね。特にお客様と話す時は、尊敬語や謙譲語をしっかり使う必要があるんです。でも、謙譲語などは普段の生活ではあまり使わないじゃないですか。たとえば「言う」は「おっしゃる」、「聞く」は「伺う」など、同じ動作なのに言葉が全然変わるのが本当に難しいです。カドカさん:私もお客様対応の時、敬語を使うのが少し難しく感じます。特に私はまだ日本の丁寧語がうまく聞き取れないことがあるので、そういう時は先輩にサポートしてもらっています。──敬語は日本人でも難しいことがありますからね(笑)。ところで、日本語はどのように勉強しているのでしょうか?エティクさん:わからないことがあったら、とにかくメモを取るようにしています。先輩たちがいつも丁寧に教えてくれるので、教えてもらったことをメモに書いて、家に帰った時に復習しています。あとは、今は市販の日本語教材を買って、自分で読んで勉強しています。敬語は最初は本当に大変でしたが、勉強しながら仕事で毎日使っていくうちに、だんだん覚えられるようになってきました。カドカさん:私は動画サイトで勉強することが多いですね。日本で働いているネパール人が日本語を教えているチャンネルを見て日々勉強しています。あと、私はアニメが好きなので、アニメで勉強している部分も大きいです。──上司の方から見て、お二人の仕事ぶりはどうですか?畑さん:二人ともとても仕事に対して真面目ですね。二人とも笑顔が非常に素敵で、実際にお客様のアンケートにも、対応が良かったスタッフとしてよく名前が挙げられています。ホテルの業務で大事なのは、やはり「愛想の良さ」や「話しやすさ」。そういう意味で、エティクさんもカドカさんもキャラクターが明るく、積極的にスタッフやお客様との会話に溶け込もうとする姿勢があって、素敵ですね。お客様対応において、日本人スタッフよりも優れていると感じる場面もありますよ。▲総支配人代理の畑さん。収益管理や人事計画の策定など、ホテル全体の運営管理を担当。自身も現場に出てスタッフとコミュニケーションを取ることも多いそう。和歌山県は生活がしやすく、働きやすい。自分たちが成長できる環境がそろっている──仕事以外のお話も聞かせてください。休みの日はどのように過ごしていますか?エティクさん:職場のスタッフと一緒に出かけることが多いです。白浜町の隣にある田辺市のカフェに行ったり、ショッピングセンターで買い物をしたり。あと、みんなで陶芸体験にも行きました。カップを作ったりして、すごく楽しかったですね、カドカさん:友達と一緒に白浜の海で遊ぶことが多いですね。ネパールには海がないので、海を見るのが新鮮で飽きません。──お二人とも友達が多いんですね。なにか友達作りのコツがあったりするのでしょうか?エティクさん:うーん……特別に意識してることはないですが、毎日「おはようございます」と挨拶をするとか、こちらから声をかけるようにするのが大事かもしれません。話しているうちに自然と仲良くなって、「今度一緒に出かけましょう」となることが多いです。私の場合はあまり意識せずに、気づいたら友達になっていたという感じが多いですね。カドカさん:コミュニケーションを取ることが多い職場なので、自然に友達ができやすいですよね。あと和歌山県は最近外国人が増えているので、同郷の友達も見つけやすいんです。最初はこの職場でネパール人は私一人だけでしたが、今は10人以上に増えています。職場以外でも、スーパーなどに買い物に出かけると、ネパール人の方を見かける機会が増えたように感じます。──友達作りで苦労することはないんですね。それでは、和歌山県での生活面はどうですか?エティクさん:特に大きな問題はありません。私は豚肉を食べないので豚が入っている料理は避けていますが、それでも食べられるものはたくさんありますし、すぐに慣れました。カドカさん:私も豚肉や牛肉は食べないので日本に来る前は食べ物について心配していましたが、全然問題ありませんでした。日本でもネパールの食材が手に入りますし、自炊もできるので安心しています。よく作るのは、「モモ」や「チャウミン」など、ネパールでよく食べられる料理です。食材の一部は大阪府にある店舗から取り寄せて、休みの日に友達と一緒に作ったりしています。──社員食堂でもハラールメニューがあったりすると聞きました。和歌山県でも自国の慣れ親しんだ味が楽しめるのは安心ですよね。そのほかに、和歌山県で魅力的に感じていることはありますか?エティクさん:和歌山県の良いところは、生活費が安いところですね。会社の寮があるので、家賃が抑えられますし、食べ物も比較的安いと感じます。自炊もしているので、食費も節約できていますしね。和歌山県はとても綺麗で、自然も豊かで、ご飯もおいしくて、安全な場所だと感じています。日本で働こうと考えている外国人にとって、ぜひおすすめしたい場所ですね。カドカさん:私もそう思います!働きやすく、周りの人も優しくて、私が困っていたらすぐにサポートしてくれるのが嬉しいです。たとえば、住む場所を探す時も協力してくれたり、衣類をどこで買うか、Wi-FiやSIMカードをどうやって準備するか、など他にも色々サポートしてくれています。自宅のガスコンロが壊れた時にも助けてくれましたし、病院に行く時は車で連れて行ってもらったこともありました。こんなに親切に対応してくれて、本当に助かっています。──最後に、二人の今後の目標について聞かせてください。エティクさん:今のところは、ホテルの仕事をもっと覚えていきたいので、それに集中したいですね。お客様を案内することが大好きなので、もしできるなら、もともとクッキー作りが好きなので、将来自分のカフェを開くことが夢ですね。あと、ホテルでお客様の観光案内をしているうちに、ツアーガイドの仕事にも興味がわいてきました。やりたいことが多くてちょっと困っていますね(笑)。カドカさん:今の職場の環境がとても良いので、今の仕事を通して成長していきたいと思っています。将来は、家族と一緒に日本で幸せに暮らせたら良いなと思いますね。和歌山県は働きやすく生活もしやすく、努力すれば自分の夢に近づける場所だと感じています。※本記事の内容は、取材実施時点(2025年7月)での情報となります。取材協力:Karakami HOTELS&RESORTS株式会社© Wakayama Tourism Federation